「ちゃんと避妊したはずなのに生理がこない」という避妊に失敗した事例は良くあります。避妊薬で有名なピルも全く妊娠してしまわないわけでもありません。もし避妊に失敗して困った時の対処方法をご紹介いたします。

嘔吐が少ない緊急避妊薬!黄体ホルモンのみ含有

緊急避妊薬は、避妊をせずに性交渉した場合に服用して、避妊効果を得る薬で、アフターピルとも呼ばれます。
アフターピルは、通常の低用量ピルと同様、排卵を抑制し、受精を妨げ、受精卵の着床を防ぐ働きによって、避妊することができます。ただし、中絶薬ではないため、受精卵が着床してしまった後では効果がなく、なるべく早く服用するのが、効果的です。
アフターピルによって、体内環境は妊娠中に近い状態になるため、人によっては吐き気や嘔吐などつわりに似た症状が現れます。服用の2~3時間後に現れることが多く、24時間程度で症状は軽くなります。ただし個人差があり、服用の数日後に症状が現れたり、1~2週間続く例もあります。
注意したいのは、アフターピル服用後の2時間以内に嘔吐した場合には、成分が十分に吸収されずに避妊に失敗する可能性があることです。このため、吐き気止めと一緒に飲むなどして予防しますが、それでも嘔吐した場合には、2時間以内なら予備の薬を飲むか、処方してもらった病院に相談することをおすすめします。
緊急避妊としては、従来、中用量ピルを2回服用するヤッペ法という方法がとられていました。中用量ピルには卵胞ホルモンと黄体ホルモンと含まれており、服用した人の半数に吐き気や嘔吐などの副作用が見られました。新しく緊急避妊薬として認可されたノルレボは、黄体ホルモンのみが含まれているので、吐き気などの副作用が非常に少なくなっています。また、1度の服用で済むにも特徴です。黄体ホルモンだけでも、中用量ピルを2回服用した場合と変わらない避妊効果です。ただし、どちらの方法でも100%確実ではないということも知っておきましょう。