「ちゃんと避妊したはずなのに生理がこない」という避妊に失敗した事例は良くあります。避妊薬で有名なピルも全く妊娠してしまわないわけでもありません。もし避妊に失敗して困った時の対処方法をご紹介いたします。

避妊に失敗してしまった原因について

避妊の失敗で一番多いのが、コンドームのトラブルです。爪で破ったり、つけるときに空気をしっかり抜かない場合にも破れがちです。また、コンドームが抜けて膣の中に残ることもあります。コンドームで避妊した場合の失敗率は3~15%といわれています。手軽に入手して使えますが、正しく装着して、射精後はすぐに膣から出すようにします。
殺精子剤は、錠剤やゼリー、フィルムタイプで、性交渉前に膣内に挿入して精子の受精機能を制限するものですが、有効時間を超えると失敗します。手軽に使えますが、失敗率は18~29%と高くなります。
低用量ピルは、正しく服用すれば、ほぼ確実に避妊できますが、飲み忘れたり、段階型のピルで順番を間違えたりすると、失敗のリスクがあります。
基礎体温法や膣外射精、膣洗浄などは避妊とも呼べない気休め程度の方法です。基礎体温法は、毎朝体温を測って排卵日を推定して、安全期に性交渉する方法ですが、排卵日がずれることはよくありますので、失敗しがちです。膣外射精は、膣の中に射精しない方法ですが、射精前から精子は出ていますので、避妊法にはなりません。膣洗浄は、性交渉後に膣内を洗浄する方法ですが、精子は1分ほどで子宮内に入ってしまうため、避妊効果はありません。
コンドームの破損などで失敗した場合、緊急避妊薬で妊娠を防ぐことができます。ヤッペ法は12時間おきに2回服用する方法で成功率85%、新しいLNG法なら1回の服用で成功率95%です。性交渉後、なるべく早く服用する必要があり、遅くても72時間以内、 LNG法なら120時間以内に服用します。効いたかどうかはすぐには分からず、月経があって初めて成功したことが分かります。