寒冷地域対応の結束バンド

電気ケーブルを束ねたり、フェンスを固定するなど結束バンドは多種多様な現場で使える便利なアイテムです。

一度固定をすれば外れることが無く、日本のみならず世界各国で愛用されていますが弱点として挙げられるのが寒さには弱いという事で、特に外で用いる際は外気温が氷点下になる寒冷地では避けた方がいいでしょう。結束バンドの多くはポリエチレンと呼ばれる合成樹脂で作られていて、合成樹脂の特性で温度が10度以下になると硬化現象がはじまり、氷点下になれば強い力を加えなくても自然と割れてしまいあすが、逆に気温が高い場所では合成樹脂は柔軟性を帯びて長期間品質劣化をすることが無く工業用品として理想的な使われ方が出来るといえます。

昨今では結束バンドの種類が増えており、商品改良から寒冷地でも安心安全に用いられる商品が販売されるようになりました。既存の製品のようにポリエチレンだけで作られているのではなく、極細のナイロンや銅線を束ねて寒冷地の厳しい寒さの中でも耐久年数が衰えないように工夫を凝らしたものがあります。寒冷地対応の結束バンドが普及した背景に、家庭用太陽光パネルの施工が相次いでいることが起因しました。

太陽光パネルを屋根に取り付ける際、屋根に負荷が掛からないようにボルトで土台とパネルを接続しないようにされています。そこで登場したのが「ソーラーグリップ」と呼ばれる結束バンドで、寒冷地に対応出来るようにナイロンや銅線で補強され流通しています。

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