降雪のある場所では塩害に耐える結束バンドを使用

結束バンドとは、複数のケーブルなどを束ねる時に便利なグッズです。

樹脂製のもので柔らかく丸めたりすることが出来ます。細長い棒状になっており、片方の先をもう片方の穴の中に入れて引っ張り出せば、後戻りすることはありません。つまりほどけて外れることがないのです。手馴れてくれば簡単にケーブルを束ねることが出来るようになります。紐などで結ぶよりもしっかりと固定出来るため安心して使うことが出来ます。さて、そういった結束バンドの手軽さから、ケーブルを束ねるだけではなく、どこかに括りつけることも容易です。そのため室内だけでなく屋外でも使うことがあるでしょう。

例えば、屋根の上に立てているテレビのアンテナや太陽光パネルから出ているケーブルをどこかに括りつけたりすることも可能ですし、庭などで行っている家庭菜園で使う支柱を括りつけるのにも使えます。ところで屋外と言えば室内とは違って自然環境の影響をもろに受けてしまいます。温度変化もそうですし、雨や風、それに直射日光も当たることがあります。そのため室内で使うよりも劣化が早くなります。あと盲点なのが、冬に降雪のある場所で使う場合です。降雪で道路が凍らないように融雪剤を大量に散布することがあります。

融雪剤の成分は塩化物です。つまり塩害をも引き起こすことがあるのです。それが雪を融かした後、水しぶきなどと共に風などで飛ぶと周りに塩害をもたらします。塩害を受けると樹脂製のものは劣化を早めます。結束バンドを室内で使っている分には何年たっても劣化しているようには見えませんが、屋外だといつのまにか破断していたということもあり得ます。降雪だけでなく先程紹介したように直射日光などにさらされることもあるので、耐候性や耐塩害性のあるタイプを使うことが最適です。耐候性とは屋外の環境に耐える性質のことです。

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