lanケーブルの一般的な種類の選び方

ネットワーク通信に使用するlanケーブルは、一見するとどれも見た目が似ていて種類の分かりにくさがあります。

一般的には、対応通信速度や仕様で分けられているカテゴリーを参考にしますが、こちらも直感的ではないのがネックです。lanケーブルにおけるカテゴリーは、通信できる理論上の最高速度と適合する仕様によって、それぞれ数字で分けられているものです。一般的に馴染みがないものですし、数字でいわれても具体的な内容まで分かる人は少ないです。

lanケーブルの選択を行う場合は、一般的にはより上位のカテゴリーの製品を選んでおけば大丈夫です。これは互換性があることが理由の1つで、接続する機器と適合するケーブルではなくても、通信自体は問題なく行えるからです。具体的にはカテゴリー6以上のlanケーブルが狙い目で、一般的な家庭用の通信機器なら、トラブルなく性能が発揮できるようになっています。

一般家庭で取り回しまで考慮する時は、比較的柔軟性が高く複雑な折り曲げにも対応する、撚り線タイプのlanケーブルが最適です。性能的には単線の方が少し上ですが、単線は太い導線が中心を通っているので、狭い場所の折り曲げに向いていないです。ただし、長距離敷設だとノイズ耐性や通信性能に差が生じますから、短距離は撚り線で中距離以上は単線と使い分けるのがベストです。

目安は室内配線に使用する5m程度の長さと、部屋同士を結ぶ10m以上の長い配線となります。このように、選択の際にはカテゴリーと導線の種類に目を向け、必要とするタイプと取り回しで選ぶのがポイントです。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *