設備機器のケーブルを目隠しすることができるのが配線ダクトです。
配線ダクトは上側と下側の2つのパーツで構成が行われており、下側のパーツは壁や床、天井などに直接貼り付ける、もしくはねじ止めを行い固定する部分です。下側のパーツと上側のパーツは爪などで引っ掛けてから固定することができる仕組みがあります。上側のパーツは蓋をする役割を持つもので、設備機器のケーブルは完全に目線から隠れることになります。利用する場所に応じて、配線ダクトには塩化ビニール製やアルミ材などの種類がありますが、販売が行われているものには、1mや1.2m、2mなど定尺が一般的です。
長さの違いはどこにあるのか、どのようにして作られているのか気になる人も多いのではないでしょうか。定尺になっているものは、予め製造する段階で規定の長さで作るケースと長手のものを製造した後に断裁を行い規格品を作るケースが多いようです。押し出し成形と呼ぶ手法で製造されるのですが、押し出し成形は材料の量などに応じて数メートルもの長さにすることも可能です。
ちなみに、押し出し成形はところ天を作る時の道具がありますが、これと同じような原理で、ところ天の材料を押し出し機に入れる、後ろから押すと下側に空いている穴から出てくる、これが押し出し成形の原理と言っても良いでしょう。尚、設備機器に利用する配線ダクトの長さを選ぶ時には、そのままの長さで使えるものを組み合わせるなどがおすすめです。
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