耐久性が高い結束バンドとは

以前は電気設備工事や建設現場でケーブル等をまとめるに使用されていた結束バンドですが、汎用性の高さと1本あたりの単価がお安いことから一般家庭でも広く使われるようになりました。

最近では100円ショップでも赤や黄・緑などカラフルな製品が販売されており、アイデア次第で様々な用途に用いることが出来ます。一般的な結束バンドはポリ塩化ビニールが素材になっていて、幅1cmほどのベルト状になっています。1度ベルトを締めると、裏側にある「トラッキング」と呼ばれる凹凸にアジャスターがはまって取れない仕組みになっています。

基本的な構造は同じですが、より重たい機器の固定や沿岸地域で用いるための耐久性が高い結束バンドも登場しました。耐久性が高い結束バンドには全体がステンレスで出来ているものや、銅線を含ませているものがあります。ベルトも幅が10cmほどとより大きくなっていてソーラーパネルや足場用の鉄骨を固定するのに使われるのが特徴です。

ステンレスの場合は寒暖差の影響や塩分を含む水にさらされても錆びないので、漁船に用いられていることもあります。これらのものに使用する際ベルトを締め付けてもまた外す機会が多く、その為結束バンドの利点である1度締めたら外れないというものから、ボルトとバンドを用いた締め付けに変更されているのが一般的です。耐久性が高い分1つあたりの単価もお高くなっていますが、ロープや針金で固定するよりも遥かに丈夫で使い勝手がいいものと言えます。

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